卓球の世界ツアーで最上位とされるドイツ・オープンで日本女子が快進撃だ。ダブルスで早田ひな、伊藤美誠組が優勝、シングルスも石川佳純が獲った。それで影の薄くなった中国には、「珍ルール」があるという。「日本選手に負けたら、次の大会に出さない」んだと。本当か?
日本時間のきのう25日夜(2018年3月)行われた女子ダブルス決勝は、韓国ペアが相手だった。美誠・ひなの17歳ペアは絶好調。第1、第2ゲームをあっさり奪った。意地を見せた韓国ペアが接戦で第3ゲームをとったが、第4ゲームをとって王者になった。試合時間はわずか30分という圧勝だった。早田選手は昨年(2017年)この大会で、平野美宇選手と組んで優勝しているので、2連覇になる。
「とくダネ!」が中国卓球協会を調べると...
そして、シングルスで決勝に臨んだ石川佳純選手(25)は、韓国のソ・ヒョウオン選手と対戦。終始圧倒する勢いで、優勝を手に。素晴らしい日本の活躍。小倉智昭も「卓球といい、バドミントンといい、決勝の常連」と喜んだ。
しかしその裏で、かつての王者中国には異変が起こっていた。台湾の「中国時報・電子版」が23日報じたところでは、中国には、「日本選手に負けたら、次戦出場停止」というルールがあり、「今大会、中国選手が出場をキャンセルしたのは、今月上旬に行われた試合で日本選手に敗退した罰則による」という。
確かにカタール・オープンで日本選手に敗れた有力選手が、ドイツには出ていない。ネットでは「実力のある選手が出られなくなると、勝てない」(中国)と批判の声の一方で、日本からは「中国が日本の脅威を感じた証しだ」と言った声が出ている。
本当にそんなルールがあるかと「とくダネ」が調べたところ、中国卓球協会の規定が今月から適用されていた。「世界ツアーの予選あるいはトーナメント初戦で、他国選手に負けた選手は、次の大会の出場資格が取り消される」とある。なんとも厳しい規定だが、「日本選手に負けたら」というのは嘘だった。
小倉「石川選手は何人も中国選手に勝っているけど、初戦じゃないから、次も出られるのかな」
ここで小倉は週末の日本選手の活躍を要約した。
「高梨沙羅ちゃん。W杯の54勝目(最多勝)を達成したしたと思ったら、翌日55勝目を獲った。もっと騒いであげればいいのに」
世界フィギュアでは、女子の樋口新葉(銀)、宮原知子(銅)に続いて、男子も宇野昌磨が銀、初めてシニアに出た友野一希が5位と健闘し、来シーズンの3枠を獲得した。
テニスでは、BNPパリバでツアー初優勝を果たした大坂なおみ選手が、マイアミ・オープンに出たが、これは2回戦で敗退した。
小倉「体調が最悪だったが、休むと観客に失礼だろうということだった。海外からのニュースが楽しい。渡部暁斗選手もさらに勝って8勝になった」
こういうニュースはいくら聞いてもいい気分だ。