自動運転車で死亡事故!横から飛び出しには弱い?実用化は遅れそう

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   3月18日(2018年)、アメリカ・アリゾナ州で自動運転車による初めての歩行者死亡事故が発生した。車載カメラの映像には暗闇から自転車を押して横切る女性が写っていたが、ブレーキは作動しなかった。

   実験走行車の運転席には監督役として男性が1人乗っていたが、ハンドルは握らず頻繁に下方向をチェックしていた。事故直前に歩行者に気づいて驚いて顔を上げたが、手遅れだった。車は時速60キロで走行していた。

   現地メディアによると、警察は「事故は歩行者の飛び出しが原因で、人が運転していても避けられなかった可能性が高い。車両側に非はなかったと見られる」と発表している。

だれが取るのか事故の責任

   アメリカでは1000台以上の自動運転車が実験走行をしており、2022年にはこれを10万台に増やす計画だが、今回の事故は実用化へ大きく影響しそうだ。

   作家の吉永みち子「事故の可能性がゼロではないことを実証してしまったことになりますよね。人が運転していたなら、運転者は責任を取るが、この場合どうなるんでしょうねえ」

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「警察は自動運転車に非はないと言っているけど、監督者が走行中なのに下を向いている神経がわからない」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「痛ましい事故ではあるが、アメリカはこういう事故があっても自動運転車の開発はやめずに、ここからさらに改良していく方向に進むと思いますね。暗闇で見えなかったのなら、もっと遠くまで飛ぶセンサーをつけるなどして、人間が見落としてしまうものも見落とさない機械にしていこうとするはず。

   日本だったら、絶対安全がはっきりするまで実験すべきでないという世論になる。どっちがいいかはわからないが、アメリカはこうした問題を乗り越えていく国です」

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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