千葉では副教材持ち帰らない「置き勉」
街で親の声を聞いてみると、「小学校が近いから、頑張れるなら頑張ってくれたら」「うちは男の子なので、その程度の重さなら耐えてほしい」という声が多かったが、アメリカのデータでは、小中学生が体重の10%以上の荷物を背負うと背中や腰を痛めるおそれがあるという。実際、小学生の腰痛相談が年々増えている接骨院もある。
白土教授は、一部の教材は持ち帰らず学校に置いておく、「置き勉」を推奨する。禁止している学校もあるが、意識改革が必要なのだ。
千葉・流山市では、親たちが荷物を軽くする対策をしてほしいと市議会に訴え、教育委員会が各学校の校長に副教材は持ち帰らないことを認めるよう指導するようになった。