消臭スプレーかけても有害物質が残る
直接煙を吸わなくても、「三次喫煙」の被害を受けることがある。例えば、受動喫煙した人が帰宅し、服に付いたたばこの化学物質を家族が吸うのが「三次喫煙」にあたる。
たばこに火をつけると、葉や巻き紙がいったん気体となり、空気で冷やされてタールの粒になる。これが服の繊維に入り込むと、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの発がん性物質を含む有害なガスが服から発生し続けるのだ。消臭スプレーをかけても、ニオイをごまかすだけになり、ガスの発生は止められない。
遠藤亮アナウンサー「例えば幼い子がいるから外でたばこを吸い、帰ってきて抱っこすることがありますよね」
大和さん「僕たちの実験では、たばこを一本吸うと息に含まれる化学物質の量が吸う前の量に戻るのに45分かかった。外で吸って戻ってきて赤ちゃんを抱っこすると、近距離で有害物質をばく露します」
文
ピノコ