今度は貴乃花部屋で暴行 「大変申し訳ない」貴乃花親方の消え入るような声

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   大相撲春場所8日目が行われた18日(2018年3月)、新な暴行事件が再び角界を揺るがした。史上初の双子関取として注目を集め、今場所、十両に昇進した貴公俊(20)が支度部屋で「付け人」に暴行を加えたのだ。

   貴乃花部屋といえば、昨年(2017年)10月、貴ノ岩が元横綱・日馬富士から暴行を受け、貴乃花親方が警察に被害届を提出。傷害事件にまで発展し、日馬富士が引退するという一連の事件の被害者側だった。

   昨年11月、「仮に自分の弟子が危害を加えたのであれば、もっと公にして捜査をお願いする」と発言していた貴乃花親方だが、4か月後の暴行騒動はブーメランのように返ってきたということだ。

「土俵に上げることはできない」と親方

   暴行の原因とみられているのは、関取の身の回りの世話をする「付け人」の失態だ。貴公俊は取組前、付け人からの連絡が遅れ、花道を走って入場して審判長に注意を受けていた。これに腹を立てた貴公俊が、取組後に付け人を殴った。殴られた付け人は顔が腫れ、口の中を切り、顔から血がだらだらと流れていたという。

   今朝(2018年3月19日)7時頃、貴乃花親方は取材に応じ、貴公俊の暴行を認め、「大変申し訳ないと思っている」と話し、「暴力はあるまじき行為。土俵に上げることはできない」と今日から貴公俊を休場させることを明らかにした。

   「厳しく育てたつもりですが、殴られた子の気持ちになれば、全く言い訳できない」と消え入るような声で話した。

   堀尾正明「被害者側の部屋から今度は加害者が出た。貴乃花親方も肩身が狭くなるでしょう。2月に暴力根絶の研修を受けたばかりで、周りに暴力を止める人間もいなかったというのは驚きます」

   カンニング竹山「20歳そこそこで大人になり切れていないこともあるのでしょうが......。貴公俊はたまにラインしたりする仲ではあるけれど、これは相当反省しないとダメですね」

   雪野智世(フリーアナウンサー)「他人事なんですかね。親方もまさか自分に返ってくるとは思っていなかったでしょう」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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