「私の怒りは沸点に達しています。もう我慢できません」
レスリング女子で五輪金メダリストを多数輩出している至学館大学(愛知・大府市)の谷岡郁子学長(63)が、セクハラ騒動に参戦した。「至学館大学の学長として会見させていただきます」と前置きし、告発状について「全く根拠のない、事実の全く違うことが書いてある」と反論した。
「そもそも伊調さんはいまでも選手なんですか」
怒りは伊調馨選手にも向けられ、「そもそも彼女は東京五輪を目指しているのですか、選手なんですか。選手でない人が五輪を目指すのはおかしい」と非難。これにはスポーツジャーナリストの玉木正之氏も「それは伊調選手が決めること。言い過ぎだ」と批判する。
谷岡学長は「週刊文春の記事は明らかに事実でない内容で、人権侵害と考えており、名誉棄損で訴訟を準備中です」という。
司会の国分太一「『伊調さんは選手なんですか』というのは違和感がありましたねえ」 ド迫力の会見だったが、疑惑を否定する根拠が乏しいため説得力はなく、怒りばかりが目立った。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト