貴乃花「いまの俺は何でもできますよ」無気味な予告―理事長選に何か仕掛けるのか
週刊新潮が先週号で「『昭和天皇』のピンク映画」という新聞広告が、朝日、読売、毎日、日経で昭和天皇というタイトルと顔写真が黒塗りにされたことに対して、「過剰な自主規制」「表現の自由の扱いが乱暴」と今週号で批判している。
黒塗りにしなかった新聞のなかに産経新聞と東京新聞があったそうだ。論調を異にする2紙がそのまま載せたというのは興味深い。
大相撲春場所が11日から始まる。白鵬、稀勢の里は休場するが、注目の貴ノ岩は出場する。週刊ポストによると、2月26日の夕方、大阪郊外のシティホテルで貴乃花部屋の若手力士を囲む会が開かれたという。貴ノ岩なども一緒で、300人ほどの招待客の前で、貴乃花親方は理事から外れたことで「これから俺は何でもできますよ」と語ったという。
春場所後に理事長選挙があるが、何か仕掛けるつもりなのだろうか。だが、貴乃花一門激励会という一門の会には欠席したというから、貴乃花を支援してきた親方衆の間にも亀裂があるようだ。
そこを狙って八角理事長は、理事長選挙に対立候補が出ないよう画策しているというのである。貴乃花劣勢のようだが、不祥事続きの相撲界に対して世間の眼は冷たく、貴乃花への期待が高まり、何かが起きるかもしれないそうだ。
大相撲改革を叫ぶだけで、なんら具体的な策を示さない貴乃花に期待するのは、私は荷が重いと思う。