伊調馨「練習不足」歴然!筋肉落ちズボンゆるゆる・・・東京五輪に間に合わない

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   伊調馨選手に対するパワハラ疑惑を協議するため日本レスリング協会は理事会を開いたが、当事者の栄和人・強化本部長は「心身衰弱で日常生活が困難な状態」(至学館大学)であるとして欠席した。来週開催の女子レスリングワールドカップの日本代表から離脱することも承認された。

   パワハラ問題について、理事会は「協会やレスリング競技との間に利害関係がない」(藤沢信雄理事)弁護士3人を、聞き取り調査を行う第三者委員会メンバーに選任した。内閣府も来週中に関係者への聞き取り調査を行う予定だ。

武器の首回り細くなり小顔に

   なによりも心配なのは、練習場もない伊調のコンディションだと指摘するのは、学生レスリング日本代表監督の須藤元気氏だ。「東京オリンピックまで2年しかない。今すぐ練習を始めないと間に合わない」という。

   伊調のトレーナーを2001~05年まで務めた芳原雅司氏は、「伊調の肉体は全身のバネと柔軟性のバランスが良い。リオ五輪の時がその完成形だった。技術とともに体も洗練され、レスラーとしての純度が高くなっていた」と話すが、最近の伊調を見ると、その理想的な体型が変化しており、本格的な練習が必要と言う。

   1つ目の変化は、首周りが細くなり小顔になっていること。これは僧帽筋と胸鎖乳突筋が落ちているためと考えられる。これらの筋肉は、相手の腕をコントロールするために使う大事な筋肉だという。須藤氏は「レスリングは最後は首で相手を倒すんです。首の筋肉が弱ると相手を倒せない」と解説する。

   2つ目の変化は肩幅が狭くなっていること。これは、相手の態勢を崩したり、組み手で有利になるために必要な三角筋と上腕二等筋が細くなっているためで、「レスリングでは引く力が大切で、組み手で有利になるためには必要」(須藤氏)

   3つ目の変化は、伊調が履いているズボンがゆるく見えること。インナーマッスルの腸腰筋と腿の裏側にあるハムストリングスが落ちている可能性がある。須藤氏は「この筋肉は相手のタックルを切ったり、相手のバックに回るために必要」と説明したうえで、「これらの筋肉を戻すためには短くても半年くらいかかる」と話した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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