アメリカ大リーグのイチロー選手(44)が6年ぶりに古巣のシアトル・マリナーズに復帰し、日本時間のきょう8日(2018年3月)早朝、入団会見を行った。復帰について「2001年にメジャーリーグでプレーすることが決まった時の喜びとは、まったく違う感情が生まれました。とてもハッピーです」と表情を引き締めて語った。
司会の小倉智昭は「ハッピーですと言いながらニコリともしない。真面目なイチローらしい会見ですね。いいですね」と嬉しそうに伝えた。
スポーツ紙「Welcome back ICHIRO」
マリナーズを離れていた5年半について、イチローは「いろいろな事を経験し、耐える能力が明らかに強くなったと感じています」と振り返った。自宅はずっとシアトルにあり、表には出さなかったが、「いずれまたこのユニホームを着てプレーしたい」という気持ちは常にあったという。
スポーツ各紙も「おかえりマ軍熱狂歓迎」「Welcome back ICHIRO」などと大きく伝えた。マリナーズのキャンプ地には歴代のレジェンドの選手たちの写真が貼られているが、その中にイチロー選手の写真ももちろんある。球団施設内にはすでに背番号51のロッカーが準備されており、「51 ICHIRO」のユニホームも販売が始まっている。
ファンの中でとくにイチローの復帰を喜んでいたのが、安打数をカウントする自作の「イチ・メーター」でおなじみのエイミー・フランツさんだ。6代目となる新しいイチ・メーターをさっそく作成するという。
エンゼルスとの対戦19試合
同じ地区で対戦カードが19試合予定されているエンゼルスの大谷翔平選手は、「イチローさんとプレーできる選手は限られている。そういう機会があればとても楽しみです」とコメントしている。
宋美玄(医学博士)「ここ数年いろいろ経験して自分なりに強くなったと正直な心情を語っていますよね。そこが若くて無敵だった頃とは違う格好良さがあって、昔より今の方が好きです」
小倉「マリナーズは外野手がけがをして、それでイチローが呼ばれたわけですが、この間にたくさん打ってほしいですね」