巧妙に仕掛けられた「南北首脳会談」異例の厚遇にコロリやられた韓国特使

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   北朝鮮を訪れた韓国政府の特使の前に現れた金正恩委員長は満面あふれるばかりの笑顔だった。会談では4月(2018年)末に南北首脳会談を板門店で開催することで合意し、夫人も出席した晩餐会では立ち上がって乾杯、最後は車が見えなくなるまで手を振り続けたという。

   特使団が北朝鮮到着後すぐに金委員長が会ったことも異例だが、面談場所も金委員長の執務室がある労働党本部で、韓国関係者が入ったのは初めてだった。コリア・レポートの辺真一編集長は「半端なことではないですね。それだけ韓国の文在寅政権に期待をかけていることを見せつけたということです」と話す。

だますか、だまされるか・・・

   首脳会談の場所を板門店でも韓国側にある「平和の家」としたことも、辺編集長は「よくよく考えたな」という。これまで2回の首脳会談は平壌で行われたため、今度はソウルか、少なくとも韓国内で行うところだが、金委員長としては訪韓という形はとりたくない。「次は板門店の北朝鮮側で開き、首脳会談が頻繁に行われる可能性もあります」(辺編集長)と見る。韓国側で開くことで、貸しを作っておこうという計算だ

   早稲田大の中林美恵子教授は「米国には北朝鮮の時間稼ぎだという声があります。だれも文句を言えないものを出され、ニンジンをぶら下げられた」「米国は袋小路に追い詰められました。だますかだまされるかのせめぎあいです」と話す。

   本村健太郎(弁護士)「やられたな。韓国がやり方を間違ったなという感じです」

   司会の羽鳥慎一「冷静に考えないければいけない。見極めが大事ですね」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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