大杉漣「週刊現代」グラビアいいね~丸首にYシャツ羽織って彼らしい素顔

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   大杉漣が亡くなった。それも突然。享年66。私は漣の熱心なファンではなかったが、彼の外連味のないキャラクターは好きだった。追悼番組「徹子の部屋」に40代の漣が出ていた。青年のように若々しく、サッカー好きで、母親が短距離選手だったので、走るのは早いと語っていた。

   上京したのはフォークシンガーになりたかったためだったという。ハーモニカとギターを弾きながら歌ったが、なかなかのものだった。たけし映画の漣はさほどいいとは思わないが、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」の彼はいい味を出していた。こういういい役者が次々にいなくなる。残念なことだ。

   週刊現代がグラビアで大杉漣の追悼特集をやっている。これを見ていて、漣という役者は、ドラマに出るとその役になり切ることのできる人だが、やはり素顔のままがいい。丸首シャツ(今はこういういい方はしないのだろう)の上に文字が書かれたYシャッを羽織って、足でサッカーボールを踏んでいる。この雰囲気が漣らしくて、とてもいい。

   漣の死に触発されて、週刊文春と週刊新潮が「突然死にならないために」という特集を組んでいる。大杉漣は60すぎても好きなサッカーをやり、腰痛はあったが、たばこは10年位前に止めていたそうだ。なくなる少し前の「大杉漣の漣ぽっ」鎌倉編を見たが、寒空でも元気で、いつもの軽妙な語り口も同じだった。

   死因とされるのは急性心不全のようだが、その原因はいろいろあって、こうすれば防げるという「妙案」はないようだ。冠動脈に血栓が詰まっておきる心筋梗塞は、高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙習慣、歯周病が原因するといわれるそうだ。私は糖尿だが、血圧は上が130で下が70だからまあまあか。たばこは昔から吸わないが、大杉漣のように10年前に吸っていると、血管が細くなっているため、その後やめても元には戻らないそうだ。

   彼はタクシーで病院へ連れて行かれたが、救急車のほうが適切に処置してくれる病院へ運んでくれるので、いいそうだ。急激な温度変化や酒を飲むと脱水気味になるので、水分補給をして寝るようにする。

   もしや、と心配な人は、冠動脈CTを撮れば危険度がわかるそうだ。保険がきくから5000円か1万円でできるというからすぐに行くといい。

北島三郎の次はビートたけしの馬?「キタノコマンドール」で凱旋門賞狙う

   積水ハウスという会社がある。ここでもお家騒動が起きたらしい。週刊文春が報じている。社長、会長を20年もやった和田勇氏が阿部俊則社長を退任させようとしたら、逆に辞めさせられてしまったそうだ。

   事の発端は、昨年6月(2018年)に同社が東京・五反田の元旅館の土地取引を巡り、63億円を「地面師」から詐取されてしまった一件だ。その責任を追及しようとした和田だったが、社長側の取締役たちが「責任を阿部に押し付けようとしている」と反逆して、和田の方が追い込まれ、辞任させられたというのである。住んでいる家から追い出され、車も部屋も取り上げられてしまった。

   OBによると、60億円といったら住宅一戸当たりの純利益を一例に考えると、3000万円の家を2000戸売ってやっと出る利益だという。そのことを考えれば、決済を行った経営側が許される話ではなく、和田追い落としに回った役員の中には、この稟議に関わった者もいるという。

   <「要は和田さんに対し『自分たちが生き残るためにあなたが死んでください』と言っているようなもの」(OB)>

   この騒動、お互いが責任をなすり合ったために起きたようだが、OBがいうように、和田が「自分も辞めるから社長も辞めよう」と喧嘩両成敗にすれば、ここまでこじれなかったのではないか。

   私は仮想通貨については無知だが、知ろうとも買ってみようとも思わない。週刊新潮はそんな「リスク100%」の仮想通貨について大特集を組んでいるが、これを担当した編集者も<犯罪のツールにもなり得る仮想通貨。リスクに満ち満ちた招待状を受け取るか否かは、あなた次第だ>と投げやりである。

   たしかに、「億り人」といわれるのはいるらしい。都内の20代、妻子持ちのケースはこうだ。「いま現在持っている仮想通貨は、含み益で4億円超」だという。「その他に現金化したものも2億円あります」

   この男性、高卒で会社員になったものの、キャバクラ通いで800万円の借金を作った。ところが、不動産投資が当たって退社し、不動産業を始めたという。<「仮想通貨を始めたのは、昨年1月。友人が怪しい仮想通貨セミナーに誘われ、興味を持った。まず500万円でビットコインを、次に500万円で別のコインを買いました。100種類以上に手を出して一番当たったのはADKというコイン。短期間で80倍に上がり、これだけで億の利益です」>

   この若者、昔はベンツが好きだったが、いつでも買えると思うと興味がなくなったという。キャバクラに4000万円持って行って使おうとしたが、会計はわずか70万円だった。

   昔からこの手の金儲け話セミナーには、こういう輩が壇上で「僕でもできるのだから、皆さんもやってみませんか」と大声で吠えるのが「お決まり」であった。私は、こういう記事を読んでもやろうなどとこれっぽっちも思わない。だいいち、悔しいがカネがない。10億円持っていたら、10万円ぐらいコインを買ってみてもいいがね。

   儲け話ではないが、先週の日曜日(2月25日)、ビートたけしが名付けたという3歳馬、キタノコマンドールが9レースの「すみれステークス」(オープン・芝2200メートル)に出走した。この馬はDMM.com証券が始めたDMMバヌーシー(競走用馬ファンド)が購入した。父ディープインパクト、母ベネンシアドールで2億円超の超良血馬である。

   新馬戦は2番人気で勝利。このレースに勝てばクラシック路線に乗れる一戦。キタノは終始最後方を進んでいたが、直線を向くと鮮やかな末脚を見せて快勝した。たけしはフランスの重賞レース「凱旋門賞」を狙うと吹いていたが、ひょっとすると・・・と思わせる馬である。

   去年は北島三郎、今年はたけしということになるか。

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