28年連続王者「魚沼産コシヒカリ」格下げ!納得できんと生産者「審査公表しろ」

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   一般財団法人「日本穀物検定協会」は2月28日(2018年)に「米の食味ランキング」を発表、今年は大きな異変があった。これまで28年連続で最高評価の「特A」を獲得していた絶対王者「魚沼産コシヒカリ」が「A」に格下げされたのだ。

   五つ星お米マイスターの西島豊造氏は「昨年の夏から秋にかけての日照不足が原因です。天候不良でしょう」と分析する。新潟産コシヒカリを扱う「和食日和おさけと」のオーナー・山口直樹氏は「格下げは非常に残念ですが、いろんなお米を食べ比べて、行きついた結論が魚沼産コシヒカリです。今後も使用を控えるつもりはありません」と語る。

   司会の羽鳥慎一は「魚沼産と聞いただけでおいしそうな気がしますよね」

   宇賀なつみキャスター「高級なイメージですよ」

100人の専門家が6項目で評価

   格付けは協会が選んだ100人の専門家が、見た目、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目について、特AからBダッシュまで5段階で評価する。宮城産ササニシキをこよなく愛する宮城出身の玉川徹(テレビ朝日解説委員)は、「なんか納得できないなあ。この評価基準で見ると、粘りがあるほうが評価が高くなるわけでしょ。美味しいかどうかは好みなのに、粘りがあったほうがおいしいと決めつけるのはおかしい」と不満顔だ。

   ちなみに、玉川推しの宮城産ササニシキはAダッシュ評価だった。

   南魚沼産米の生産者・関智晴さんも納得していない。「今年はおいしくないとは思わないですけどね。A評価の理由がわからないから原因追求もできない」という。審査内容は公表しない慣例になっているのだ。

   JA北魚沼の坂大貞次会長は「特Aが43品種もあって、同じ美味しさということはないのだから、10種類くらいに絞るべきだ」と言う。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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