アメリカ・ニューヨークの川原浩揮記者が強盗に勇敢に立ち向かった酒店の母と娘の話を紹介した。オクラホマ州で10店舗以上が猟銃を持った大男に襲われていたのだが、ティナさん(50)とアシュリーさん(30)母娘が経営する小さな酒店にも押し入ってきた。
フードをかぶりマスクをした男は、アシュリーさんにレジを開けさせ金を奪ったが、レジを離れたすきにアシュリーさんがレジの下に隠してあった拳銃を母親のティナさんに渡し、2人はレジの陰に隠れた。
戻ってきた男にティナさんが発砲。4発撃って3発が当たったが、男は向かってきた。ティナさんともみ合っているところを、今度はアシュリーさんが別の拳銃で背中に1発。しかし、男は平気な様子で、母親の銃を奪うとカウンター越しにアシュリーさんに向かって引き金を引いた。
が、「ガチャッ」という音だけ。幸運なことに、弾は尽きていた。さすがにここで男は力尽き、レジの脇に倒れこんだ。母子は店の外に逃れて無事だった。
母親「懸命に戦った。何度も何度も引き金を引いて」
アシュリーさんは「母は私を守ろうとした。私も母を守りたかった」と話し、ティナさんも「懸命に彼と戦いました。何度も何度も引き金を引いて」と語っている。
司会の小倉智昭「まあ、銃には銃でって。なんか、トランプさんみたいな話を映像で見たような感じだな」
笠井信輔(ニュースデスク)「これは、英雄視していいんでしょうか?」
小倉「いや、ダメだと思う」
笠井「銃を持たなければ、多分、反撃もされてないんじゃないか。おとなしくお金だけ出して・・・」
小倉「散弾銃を突きつけられたら、普通は怖いですよ」
銃が怖くないというのは、それだけアメリカが銃社会だということだろう。