平昌オリンピックで銅メダルを手にしたカーリング女子「そだね~ジャパン」の5人は、きのう27日(2018年2月)夜、地元の北海道北見市に凱旋を果たした。試合中はいつも笑顔の5人も、故郷の人々に出迎えられて涙、涙だった。
メダルセレモニー後のインタビューで「北見に帰りたい」と話していた主将の本橋麻里選手は、女満別空港に到着後、「みなさん、ただいまー!」と声を張り上げ、集まった500人以上の人々の「おかえりー!」に包まれた。「メダル取ったどー!」と叫ぶと、大きな拍手が起こった。
きょうから普通の町民―吉田夕梨花選手はトイレ掃除にもスイープ力
練習拠点である北見市常呂町に到着したのは午後10時頃だったが、家族はもちろん、町中が出迎えた。7歳の時から常呂町でカーリングを始めた吉田知那美選手は「小さい時はこの町にいても絶対に夢はかなわないって思っていました。だけど今は、ここにいなかったらかなわなかったなと思ってます。みんなも、この町でもかなえられると思います」と集まった子どもたちに涙で呼びかけた。
5人は常呂町のカーリングチーム「LS北見」に所属しており、働きながら練習を続けている。皮膚科医院で清掃や器具の整理などをしている吉田夕梨花選手は「吉田さんがトイレを掃除したら、ピカピカなのですぐわかる」と職場で言われているそうで、スイープの力を如何なく発揮しているようだ。
また、トレーニングセンターの管理などの仕事をしている鈴木夕湖選手は、職場でも休み時間にはだいたいイチゴを食べているという。
ふるさと納税も急増
タレントのデーブ・スペクター「素朴でいいですよね。北海道を代表する人気者になっちゃって、松山千春さんは焦っていると思う」
社会学者の深澤真紀「ふるさと納税も増えているし、ぜひこの種目やチームを応援していくシステムができればいいと思う」
司会の小倉智昭「東京のカーリング場も6倍ぐらい応募が来ているそうです」
ニュースデスクの笠井信輔「何もない町だけど、どこにいても夢はかなうというメッセージはとても伝わるものがありました」