首都圏で頻発する女性専用車両に乗り込む男性の騒ぎ 「乗って何か問題になるの?」

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   女性専用車両に男性が乗り込んでもめる事件が首都圏で続いている。「降りろ」「無理」「痴漢か」「そっちこそ」と、おかげで電車が遅れる騒ぎまで起きた。

   16日(2018年2月)の東京メトロ千代田線霞ヶ関駅付近から男性3人が乗り込んだ。「降りて」「協力して」と声をあげた女性客に、男性側は拒否して、「なんで触るんだ、痴漢か」と反駁した。車内は騒然、女性から「降りろ、降りろ」の掛け声というよりは怒号が飛んだ。

あえて乗り込む男性「1000回以上乗っているが、遅延は数回」

   別の車両でも男性3人が乗り込み、女性とトラブルになった。駅員が駆けつけたが、おさめられず、「同じ車両に閉じ込められて怖かった」と話す女性や、携帯で警察に通報する女性もいた。そのうちに非常停止ボタンが押され、電車はストップ。結局、ダイヤは15分遅れとなった。

   この5日後にも、男性の1人が今度はJR京浜東北線の女性専用車両に乗り込んで、またひと騒ぎ。駆けつけた駅員は男性に協力を要請、男性が「まあ、よろしく」と去ったので、女性客から「えー!」の驚きがあがった。どれも男性は故意に乗ったらしい。

   男性側の団体代表は「乗って何か問題になるんですか?」「乗っても、女性が何か言ってくるのは数十回に1回だ」という。乗ることは違法ではなく、任意の協力の問題で、「1000回以上乗っているが、遅延は数回しかない」とも主張する。

   JRや東京メトロは「制限ではなく、マナーの一つ」という見解だ。ただ、女性専用車両を設けることは妥当とする東京地裁の判決も過去にはある。

   菅野朋子(弁護士)「強制力を持たせると憲法違反の可能性があります。男女を完全に分けない限り、痴漢は防止できません。女性専用車両は一つの手段であって、根本的解決ではない」

   司会の羽鳥慎一「あくまで女性優先と考えて譲り合いができないか。これでもめて遅刻する人が出るのは、方法が少し違うかなあ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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