韓国と北朝鮮の融和ムードが目立った平昌(ピョンチャン)五輪だが、きのう25日(2018年2月)の閉会式では様子が違った。
これでは何のための合同入場行進、統一チームだったのか
開会式は合同ユニホームと南北統一旗で入場した両国だったが、閉会式はユニホームが別々。北朝鮮代表団が南北統一旗と北朝鮮の旗を持っていたのに対し、韓国側は韓国国旗のみを持っていたという。
辺真一コリア・レポート編集長「閉会式では、(入場の仕方などの)取り決めがなかった。しかし、終わりよければすべてよしで、(閉会式で)別々に出てくるなら、何のための合同入場行進だったのか、統一チームだったのか。開会式は別々で、閉会式で一緒に出てくるほうがまだよかった」
辺真一氏はこうも語った。
「私自身、ガッカリした。いままでの努力が水の泡じゃないかと」
こうした背景には、韓国側が北朝鮮側に一度は支給したアイスホッケー競技用の装備について、「ユニホームや道具、ブランド品はぜいたく品にあたり、渡せない」として北朝鮮に返却を求めたという報道もあり、関係が気まずくなったことがあるとみられる。