深夜、選手が眠っている時間に黙々と石を投げ続けた
今回はキャプテンで、フロアへ降りることはなかったが、深夜、選手たちが眠っている時間に、一人黙々とストーンを投げ続ける姿があった。氷の感触、ストーンのくせなどを確かめて、選手達に伝えていたのだった。
選手達は「麻里ちゃん」と呼ぶ。「一番欲しい言葉をくれて、いるだけで頼りになる」(藤澤)。ハーフタイムは「もぐもぐタイム」と呼ばれて、選手達がイチゴなどを食べながら作戦を話すのだが、食べ物の手配も全部麻里ちゃんだった。表彰台に上った彼女に、会場から「マリリン」という声がかかった。
終始変わらなかったのは、選手たちの笑顔だ。それと、マイクを通して聞こえる言葉。わけても、「そだね?」という北海道弁が注目だ。早くも新語・流行語大賞に、なんていう声も聞こえる。
道東で使われている言い方で、国語学者の金田一秀穂さんによると、「相手の言うことをちゃんと聞いているよ、という合図」だという。これ、年代によって、イントネーションに多少の違いがあるらしい。
小倉智昭「イントネーションより、普通は『そうだね』だから、つまるところが独特だね」
「とくダネ」はさらに、熊本の道路標識で、「安全運転大事だよね そダネ?」というのを探し出してきた。
小倉「これからは、そうだね、というのは間違った言葉になるかも」
元陸上五輪代表の為末大「はやらせようとしてやると、だいたい失敗する」(笑)
面白いスポーツだ。ブラシみたいなものでゴシゴシやったり、玉突きみたいな計算が必要だったり。今、あちこちで競技人口が急増しているとか。それと、ジャケットを着ている選手もいれば、半袖の選手もいる。氷の上だよね。