平昌オリンピックのフィギュアスケートで中国人審判の陳偉光氏が自国選手に高得点をつけたのではないかという不正ジャッジ疑惑が持ち上がった。羽生結弦選手と宇野昌磨選手が金銀メダルをとった男子フィギアシングルで、4位になった中国の金博洋選手に有利な得点を与えていた。
16日(2018年2月)に行われた演技では、各国のジャッジが0点か1点しか付けなかったジャンプに3点、0点か良くても2点のジャンプにも3点をつけていた。演技構成点も各国ジャッジは金に7点台か8点台を付けたが、陳氏1は9点台だった。
一方、金とメダルを争った宇野には、各国ジャッジはオール9点台なのに、陳氏は8点台と低かった。得点は最高点と最低点がカットされ、7人の平均点で決まるため、陳氏の採点はほとんど除外されたが、自国びいきがあまりにも露骨だった。
以前からえこひいき指摘されていた問題審判員
フィギュアスケート解説者の佐野稔さんは「羽生選手には普通につけていましたね。金選手とメダル争いをした宇野選手とフェルナンデス選手には辛く、金選手には甘かった」という。
フィギュアスケート演技の1週間前、米国メディアが自国選手に甘い審判員として名指した16人の中に陳氏は入っていた。ハルビン体育学院のホームページには金選手と陳氏のツーショット写真も掲載されていた。
司会の羽鳥慎一「わかりやすいですね。もう少しうまくやれば、平均点を上げられたのにと考えると、これだけやっているんだという国へのアピールともとれます」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「むしろ中国という国を貶めるのではないかな。フェアネスができないのは恥ずべきことだと評価されますよ」