カーリング女子おやつも話題「さすが北海道!『白い恋人』食べてる」

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   きのう19日(2018年2月19日)に強豪スウェーデンに劇的な逆転勝利した平昌オリンピック・カーリング女子日本代表は、史上初のメダル獲得へ快進撃を続けている。でも、いま一つルールやプレイがわからないという人も多いんじゃないか。

   まずあの丸い石だ。重さは20キロあり、値段は高いもので20万円ほど。1セット16個なので、約350万円で販売されている。スコットランドのアルサクレッグ島で採れる花こう岩は割れにくく、カーリングに最適とされていて、公式戦ではこの石しか使われない。環境保護のため、採掘が許されているのは20年に1度というのも高額の理由だ。

   靴にも秘密がある。選手は体を滑らせながらストーンを投げるため、シューズの裏は片方がつるつる、もう一方は滑りにくい構造になっている。初心者はバランスをとるのも大変だ。

スウィーピングのゴシゴシ「1試合で2000メートル」

   競技を支えるアイスマンにも注目してほしい。平昌大会のアイスリンクを整備するアイスマンとして派遣されている中島潤さんは、「人の呼吸から出る湿気や熱で氷の状態が試合の間にガラッと変わってしまう」と話す。アイスマンは選手がストレスなくプレーできるような氷に仕上げていく。センターからサイドまでの高低差は0.3ミリ。コピー用紙1、2枚の調整だ。

   競技前には小さな水玉を吹き付ける作業を行う。リンクの表面にペブルという小さな氷の山をまんべんなく作り、石がなめらかに滑るようにする。ペブルがないと摩擦が大きくなり、ストーンが滑らないのだ。

   選手はスウィーパーでゴシゴシと氷をこすって、40メートル離れたところから投げられたストーンの曲がり始めるタイミングを調整したり、距離を伸ばしたりするのだが、1試合で1人がスウィープするのは距離にして2000メートルほどという。動きの少ない競技に見えて、かなりの体力を使う。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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