平昌オリンピックのきのう19日(2018年2月)、日本の金メダルが有力視されているスピードスケートの女子パシュート第1回戦で、日本チームにヒヤリとすることがあった。
スタートで佐藤綾乃選手がちょっともたつき、3番手の高木菜那選手が「待って、待って」と先頭の高木美帆選手に声をかける。美帆は振り返って事態を確認しすぐいつもの滑りに戻ったが、ロスは大きく、トップ通過のオランダにコンマ3秒及ばなかった。
タイミング合わず「待って!待って!待って!」
どうやらスターターのタイミングに選手に合わなかったらしい。「とくダネ!」が測ってみると、オランダの時と比べてコンマ3秒長かった。司会の小倉智昭は「選手が動きを止めたのを見てドンといくものだから、長い時もありますよね。小平選手や他の選手もちょっと動いたりしていたし、長めだなと感じてるみたいだった。
佐藤選手は長距離系だから、それがつまづいたら高木美帆選手の飛び出しのスピードについていけない。オランダの3人は個別の記録では日本の3人より上。それがなんで団体だと日本が勝つのか、そこが面白い」
それだけじゃない。3人で滑った方が1人で滑るより記録がいい。それも秒単位(コンマレベルじゃない)で早くなる。3人が交代で風よけになるからなのだが、パシュートは不思議な競技だ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト