あす21日(2018年2月)から始まるフィギュアスケート女子シングルを前に、インタビューが苦手という恥ずかしがり屋の宮原知子選手(19)と怖いもの知らずの女子高生、坂本花織選手という対照的な2人を比較した。
全日本選手権4連覇を果たし、「ミス・パーフェクト」の異名を誇る宮原について、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんは「ミスしているのを見たことがありません」と感心する。「本当に勉強家。細かいところから勉強し、練習につなげていきます。試合のプログラムを最初から最後まで何度も通すなど、努力の天才です」と明かす。電車の中でもトレーニングの本を読むなど、移動の時間すら無駄にしないというから徹底ぶりはすごい。
宮原は苦手なインタビューでも努力を惜しまない。カメラの前でちゃんと話せるようにボイストレーニングをし、演技中に表情が出せるようにとパントマイムの修行にも励んできた。
シニアに転向したばかりの現役高校生
坂本花織は今シーズンからシニアに転向したばかりである。去年(2017年)12月の全日本選手権で2位となり五輪の出場権を獲得した新星だ。村上さんは彼女の強みを「フレッシュさとダイナミックな滑り、ダイナミックなジャンプ」と分析する。
現役女子高生の坂本は底抜けに明るい天真爛漫な笑顔がトレードマークだ。折り紙が得意という坂本、もしかしたら細かい指先の作業で集中力を鍛えているのかもしれない。
宮原「回転不足」をきっちり調整
「宮原選手は団体で回転不足を取られてしまったので、(公式練習では)しっかり回るぞという思いで連続ジャンプしているのが伝わってきます。努力の天才なので、しっかり調整してくると思います」と村上さん。坂本については「ダイナミックなジャンプができているし、変な緊張感がなく、リラックスしていますね。シニア1年目で五輪デビューは絶好のタイミングです」
司会の国分太一「怖いものを知る前に試合に出てしまうというのも大事なのかもしれないですね」
千原ジュニア(お笑い芸人)「僕も落語やったりしますけど、落語家さんより自由にできたりするんです。ずっとやってくと、いろんな壁にぶち当たるんだろうけど・・・」