本番前も「痛み止め欲しかった」 帰ってきた王者・羽生が明かす、ケガとの100日戦争

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   16日(2018年2月)、2大会連続の金メダルを獲得し、日本中を沸かせたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(23)。その感動の演技の裏で、激しい痛みと戦っていたことを初めて話した。

   2016年11月9日、NHK杯の直前練習で4回転ルッツを飛んだ際、バランスを崩して転倒し、「右足関節外側じん帯損傷」と診断された羽生選手。カナダで極秘に療養と調整を行っていた羽生選手の動静は全く明かされなかった。

「リベンジする!」 羽生を支えた最強のライバルは?

   ケガから94日、ついに公の場に姿を現した羽生は「4回転を再開したのは2週間か2週間半くらい前」とほぼぶっつけ本番であることを明かした。

   ケガから99日。ついに迎えた平昌(ピョンチャン)五輪、男子フィギュアショートプログラムで見事に4回転を決め、完璧な演技を見せた。

   さらに翌日のフリーでは、痛めた右足で踏ん張り、見事にジャンプをこなした。王者の滑りを見せつけ、完璧なカムバックを果たした羽生選手だが、実は、本番直前もケガは完治には程遠い状態だったというのだ。

「本当は痛み止めの注射を打ちたかったが、打てない場所で...」

   超人的な精神力で手にした金メダルだったわけだが、そこにはある思いがあった。

   4年前、ソチ五輪で金メダルを獲得したものの、フリーで転倒したことが「自分の実力を発揮できずに悔しい。自分に負けた」と語った羽生選手。今回の五輪は4年前の自分に対するリベンジだったという。

   元五輪代表の鈴木明子さんは「やっぱり頭の中にあったのはソチでの転倒だと思う。意地でも転ばないという強さを見た」と話す。

堀尾正明「我々、66年ぶりの2連覇とか言っているけど、本人は『ソチで失敗した自分に勝ちたい』って...。もうそこから違うんですね」
カンニング竹山「トップアスリートを超えると超人になるんですね。もうアスリートじゃない。その上行っちゃってる」
真矢ミキ「もう人間じゃないような、だれも寄せ付けない表情をしていましたけど、会場でも見られましたか?」
国分太一(現地から中継)「空気感はあった。緊張というより、『自分を超えるぞ』という空気」
文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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