スピードスケート小平奈緒、女子500メートルで悲願の「金」 女帝に勝った秘策は「目力」?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   きのう(2018年2月18日)、スピードスケート女子500メートルで、日本の小平奈緒選手(31)が「女帝」イ・サンファ選手(韓国)を破り、悲願の金メダルを手にした。タイムは36秒94。五輪新記録で低地リンクでの世界新記録だ。

   バンクーバーでは12位、ソチでは5位に終わり、悔し涙を流した小平選手。その後、2015年にはオランダへの単身留学、そのほかも古武術を学んだり、特注の一本歯下駄を使ったトレーニングしたり、栄養学や解剖学を学んだり...。スピードスケートに生かせると思ったものは何でも取り入れてきた。

転倒して気づいた小平選手の「目の問題」

   さらに、五輪2大会連続金メダルのサンファ選手に勝つための秘策が......。それは小平選手のかけているサングラスだ。

   ビジョントレーナー・露木慎吾さんは、小平選手が高速リンクのソルトレークとカルガリーで2週連続して転倒したのを見て、「目の問題」を疑った。小平選手の目を調べた露木さんは、効き目の左目の視力が低下していて、それをかばうためにより右目を使うようになり、フォームが崩れたのではないか、と考えた。そこで登場したのが度つきのサングラスだ。

   左目の視力を矯正すると、小平選手もコーナーへの入り方が変わったと話していたという。

   イ・サンファ選手はライバルでもあり、親友でもあると語る小平選手。彼女の存在あってこその金メダルだ。試合後は、地元での開催ですごく重圧がかかっていたサンファ選手に「よくやったね。あなたをずっとリスペクトしているよ」と声をかけたという。

堀尾正明「4年前のソチと比べて何が変わった?」
小平選手「覚悟が変わりました」
堀尾「30歳過ぎると体力のピークを過ぎ、キツイのではないかという先入観がありますが」
小平選手「ただ単に筋力とか体力とかいう話ではなく、体全体の筋肉をどう使うかというところが、うまく結びついてきた」
堀尾「じゃあまだピークは先だ!」
文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト