どうした朝日新聞!安倍首相の当てこすりにも「弱気」・・・もう少し頑張ってよ
朝日新聞を安倍首相が批判しまくっている。産経新聞(2月13日付)は<首相は、学校法人「森友学園」をめぐり学園側が「安倍晋三記念小学校」との校名を記した設立趣意書を提出したと報道した朝日新聞を「全く違ったが、訂正していない。(趣意書の)原本にあたり、裏付けを取るという最低限のことをしなかった」>と批判している。
それ以外にも、朝日新聞を貶める言動を安倍首相はあらゆる機会を見つけて続けているが、私には朝日新聞側の「弱気」が目についてならない。月刊誌「世界」3月号の「メディア批評」で、批評氏も<内向きとも思える紙面作りは、朝日がいま置かれているメディア状況の反映かもしれない。安倍政権下で勢いづく保守・右翼論壇の風圧に押され、「サヨク」となじられないよう防衛姿勢を取っているかのように見える>と書いている。
歯止めのかからない部数減、政権側からの圧力の強さはわかるが、いまや、朝日新聞、東京新聞、沖縄の2紙ぐらいしか安倍首相を含めた権力批判が期待できないのだから、もう少しがんばってほしいものである。
サンデー毎日は、安倍首相の森友問題に対する国会答弁は、籠池被告の些末な発言を取り上げて言外に「籠池はウソつきだ」と匂わせ、籠池発言を事実だとして政権を批判した野党への逆恨み、朝日新聞を中心とした報道への批判、聞かれたことをはぐらかす、ヤジに過剰に反応するなど、この問題に真摯に応えようという姿勢がないと批判している。
朝日新聞よ、元気を出して、安倍のウソで固めた森友、加計学園問題、あいまいなままで押し切ろうとしている憲法九条改正、株価大暴落で破たんしたアベノミクスなど追及材料は山とあるのだから、安倍をとことん追い詰めてほしいものだ。