「羽生結弦」4回転ルッツ跳ばなくても金メダルいける!高い出来栄え点と演技構成点
平昌オリンピックは始まってみれば視聴率もよさそうだが、肝心の金メダルは予想通りいまだない。ソチ五輪も羽生結弦の1個だけだったが、あす16日(2018年2月)は注目の羽生が出場する。
昨年11月、練習中に大ケガを負い、リハビリも長く、平昌は出場が危ぶまれた。江陵アイスアリーナに姿を見せ、公式練習で4回転ジャンプも決めて、本人も、「絶対に勝つ」といっているし、コーチも大丈夫だと太鼓判。さてどうなるのだろうか。これも週刊新潮と週刊文春で見方が違う?――そう思わせるタイトルである。
週刊新潮「『羽生結弦』VS.『ネイサン・チェン』銀盤の心理戦」、週刊文春は「羽生結弦 ブライアンコーチとの愛憎6年」。週刊文春のほうは、バンクーバーでキム・ヨナに、ソチでは羽生に金を獲らせたブライアン・オーサーコーチと羽生がうまくいっていないのではないかと思わせるが、読んでみれば、そうではない。
練習ばかりで、息抜きをしない羽生を気遣うあまり、オーサーコーチは、「五輪に集中し過ぎている。結果も大事だが、たまには楽しんで欲しい」といっているだけで、「でも、羽生だから仕方ないね」とロシアのスポーツサイトのインタビューで答えているのである。
<「ケガによってプログラムは修正を余儀なくされ、昨季までのバリエーションで戦うことになる。羽生の演技には高い出来栄え点と演技構成点がつくので、4回転ルッツを跳ばなくても、金メダルを争うネイサン・チェンや宇野昌磨に十分勝てる」(スポーツ紙記者>)
週刊新潮でもフィギアスケート解説者の佐野稔氏が「羽生くんは、ループ、サルコー、トーループの3種類の4回転ジャンプをフリーで4回決められれば、金メダルに向けての不安定要素はほぼありません」といっている。心配は、ケガの回復度が本当に心配ないのかだけだろう。66年ぶりの五輪連覇がかかる大一番。羽生が華麗に舞って見事達成する瞬間を見たいものである。