銀メダルに終わったスピードスケート女子1000メートルを、小平奈緒はこう振り返る。「600メートルまでのラップはかなり良い形でこられたんです。最後ちょっと落ちてしまったのですが、しっかり諦めずにゴールラインの先まで実力を出し切れたと思います。もう一段高いところへ2人(銅メダルの高木美帆選手)で並んでいたら最高だったんですけど」
500メートルは18日夜―イ・サンファとのスプリント勝負
1位のヨリン・テルモルス(オランダ)との差はわずか0秒26。距離にすると4メートルほどだ。この差についてTBSスピードスケート解説者の岡崎朋美は、「インスタートだったら小平選手は勝てた可能性があります」と話す。テルモルスはイン、小平はアウトだった。「インとアウトの差はすごくあります。アウトは(疲労の原因となる)乳酸がたまる最後に大きなカーブを曲がるので、不利になるんです」(岡崎)
インかアウトかはくじ引きで決める。1000メートルはくじ運がなかったということか。
小平が得意とする500メートルは18日夜に行われる。岡崎は「絶対的スプリントは奈緒ちゃんと韓国のイ・サンファ。奈緒ちゃんの方が絶対強い。大丈夫ですよ」と太鼓判を押した。
文
モンブラン