メダリスト全員が愛用! モーグル原選手を支えたメイド・イン・ジャパン

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   きのう(2018年2月12日)フリースタイルスキー男子モーグルで銅メダルを獲得、日本人メダル第一号に輝いた原大智選手(20)。実はモーグルではそのほかにも大活躍していた「日本の選手」がいた。

   それは原選手も使っていた「ID one」というスキー板だ。このスキー板、各国の1位~8位の選手が全員使っているのだ。

「あの人」の一言から生まれた町工場の逸品

   そんなスキー板を作るのは大阪府守口市に本社を置くマテリアルスポーツ。社員はたったの4人だ。

   板の特徴は、振動を吸収しコブが多いハードなバーンでもブルブルとぶれない柔軟性だ。

   世界のトップアスリートがこぞって愛用するスキー板が誕生したきっかけは、当時18歳だった元日本女子モーグル代表の上村愛子さんの「もう少し調子が出る板ないかな」という一言。「じゃあ自分が作ったろ」と社長が手を挙げた。

   その部品である「エッジ」の製造を請け負うのは新潟県上越市の打江製作所という従業員9人の小さな町工場だ。この道30年以上の熟練した職人が、縦に1.5ミリの切り込みを25ミリ間隔でエッジに施し、柔軟性のある「クラックドエッジ」を製造し、長年の感覚でスキー板の湾曲部分に合わせエッジを曲げ、スキー板のカーブを生み出している。

   国分太一「ここにもメイド・イン・ジャパンの活躍がありますね」

   千原ジュニア「これでまたドラマ化できますね」

   国分「どんなドラマですか?」

   千原「『コブ王』じゃないですか?」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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