司会の真矢ミキが「平昌オリンピックで、『ビビット』はこの選手に注目しました」と紹介したのは、きょう9日(2018年)から予選が始まったフリースタイルスキー・男子モーグルの堀島行真だ。昨年(2017年)3月に行われた世界選手権に初めて出場して、いきなりモーグルとデュアルの2種目で優勝した。1月(2018年)に行われたW杯カナダ・トレンブラン大会では、絶対王者と呼ばれるカナダのミカエル・キングズベリーを破って初優勝している。
平昌オリンピックで日本選手最初のメダリストになりそうだ。
秘密兵器の新ウエアで『金』挑戦
岐阜第一高校のスキー部に所属していた。大場順二監督は堀島はこんな選手だったと話した。「世界を目指しているアスリートのイメージはなかったですね。W杯で優勝して帰ってきても、ボソボソと小声でしゃべるので、もっとハッキリしゃべれって、僕から怒られたぐらいです」
長野五輪モーグル日本代表だった原大虎氏は堀島をこう評価する。「スピードで注目されているうえ、ジャンプのエアも最高難易度の技を持っています。ジャンプ台に入るスピードが速いから、着地の後のスピードも速く、トータルでものすごい迫力がありますね」
堀島は平昌五輪には秘密兵器のウエアを着用して臨むという。新潟・長岡のオンヨネ社が作成したもので、ズボンの裾の幅が1サイズ広くしてある。こうすることで、両足の膝がぴたりとくっ付いて見える。モーグルでは膝を開かずに滑ることがポイントにつながるのだ。
文
モンブラン