北朝鮮の三池淵管弦楽団の団員やスタッフ総勢140人は、がきょう7日(2018年2月)朝に韓国入りした。万景峰92号できのう韓国・墨湖港に到着したが、なぜか上陸せずに一晩を船内で過ごし、けさになって船を降りてバスに乗り込んだ。平昌冬季五輪に合わせて、ソウルなど2か所で祝賀公演を行う。
墨湖港から三田友梨佳アナウンサーが「女性は赤い服に黒い帽子。男性は黒いコートにピンクのネクタイに黒い帽子と、装いを整えてバスに乗り込みました」とレポートした。
きのう上陸しなかったことについて、韓国メディアでは船酔い説が浮上している。ゲストの「コリア・レポート」辺真一編集長は「楽団の人たちは、おそらく初めて船に乗って船酔いしたのではないか」と解説した。
三池淵管弦楽団の公演に12万組が観覧希望
三池淵管弦楽団の公演には観覧希望者が殺到している。ソウル公演では250組の募集に対して12万組近い応募があり、韓国政府は座席数を増やすなど対応に追われた。辺真一氏も「韓国人にとっては、北朝鮮は禁断の地。神秘性があり、めったに見られないものということで、競争率が半端ないですね」と驚く。
異様なフィーバーぶりに、韓国国民の間に「このままでは平昌オリンピックではなく、平壌オリンピックになってしまう」と危惧する声もでるほどだ。実際、平昌五輪組織委員会が作成した外国人ボランティア向けの教育マニュアルでは、「Pyeongchang」(ピョンチャン)とすべきところを「Pyongyang」(ピョンヤン)と記載する誤植があり、話題になっている。
司会の小倉智昭「これ、本当に誤植だったのかな」
キャンディ