経済制裁の対象「万景峰号」で堂々と韓国入りする北朝鮮応援団 もう五輪どころではない雰囲気

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   平昌(ピョンチャン)五輪に絡んで派遣される北朝鮮の管弦楽団がきょう6日(2018年2月)午後5時、韓国に入る。演奏会のチケットは468倍と大人気だが、一行は貨客船「万景峰号」を使っての入国で、韓国が北朝鮮への制裁として実施する航行と入港禁止の措置に完全に違反する。韓国政府は「五輪のための例外措置」としているが、経済制裁に風穴が開き、例外が例外を呼ぶ危険がいっぱいだ。北朝鮮に振り回される韓国のドタバタぶりが止まらない。

「なんでこういうことになるのか、不思議ですね」

   管弦楽団は金正恩委員長の元交際相手とのうわさもあった玄松月(ヒョンソンウォル)団長以下140人。あす7日は美女応援団230人やテコンドーの演武団30人が、五輪開会式までには500人の代表団も韓国入りする。

   コリア・レポートの辺真一編集長は「管弦楽団は当初、板門店から陸路で入る予定だったが、その後西海岸から陸路にかわり、さらに船での入国となった。北朝鮮からすれば海上封鎖の突破口を開いたことになり、中国やロシアにも例外を使わせる狙いもある」と話す。

   菅野朋子(弁護士)「なんでこういうことになるのか、不思議ですね」

   辺編集長「外交でも軍事でも、急激にやるのが北朝鮮流です」

   青木理(ジャーナリスト)「ソウルから韓国新幹線を使うと、韓国の豊かさを見せることになる。一人でも亡命されるのが怖いのではないか。双方がいろいろな思惑から必死になっている」

   司会の羽鳥慎一「まだ北朝鮮から来てもいないのに、もうこの状況です。オリンピックが3日後とはとても思えない雰囲気になってきた」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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