元フジテレビのアナウンサー、有賀さつきさん(52)がなくなっていたことがわかった。病名など詳しいことは一切分からず。フジテレビの関係者も、スポーツ紙の報道で知ったらしい。1年先輩にあたる笠井信輔も呆然。「信じられない」というばかりだった。
小倉智昭も「一緒に仕事をしても、明るくて楽しい人だった。進行性の病気だったんでしょうか。52歳は早すぎる」という。
河野景子さん、八木亜希子さんと並ぶ「花の三人娘」
スポーツ紙も、「亡くなったのは、1月末」「詳しい死因は明らかでない」という。最後のテレビ出演はきのう4日(2018年2月)未明の日本テレビのショッピング番組で、昨年収録したものだったという。
情報を確認するために、「とくダネ」芸能担当の前田忠明が動いたが、わかったのは「亡くなったのは間違いない」「今日(5日)午後、親族から発表がある」というまでだった。
昨年(2017年)夏のクイズ番組では大活躍して、かつて「天然ボケ」といわれたイメージを払拭したという。ただ、かなり痩せていた。本人は「ダイエット」と言っていたが、目ざとく「カツラ」を見とがめた人もいて、それには「カツラいいですよ」といっていたと。
コメンテーターの山崎秀鴎は「友人から、お父さんの介護をしないといけないとか聞いた。別の知人からは、11月頃には相当具合が悪いようだとも聞いていた」というが、詳しい事情はひた隠しにしていたらしい。
有賀さんは東京都出身。フェリス女学院大を出て1988年、フジテレビ入社。同期入社の河野景子さん(現:貴乃花夫人)、八木亜希子さんと並んで「花の三人娘」として人気を博し、その後の女子アナブームの先駆けとなった。
八木さんは3人の性格を、「景子は石橋を叩いて渡る。私は叩いて、叩いて、時々壊してしまう。さつきは石かどうかも見極めずに一気に渡っちゃう」といっていた。特に有賀さんの「天然ボケ」、そのくせバイリンガルというアンバランスは、お堅いイメージの女子アナを身近な存在にしたといわれた。
92年にフジを退社したが、フリーになってすぐ、テレビ朝日の「ミュージックステーション」に起用されて、フリー・アナウンサーの先鞭もつけた。その後、結婚して1女をもうけたが、離婚してシングルマザーを続けていた。