藤井聡太四段(15)がきのう1日(2018年2月)に行われた名人戦・順位戦で梶浦宏孝四段を破り、15歳6か月の中学生初の五段になった。ただ、最年少ではなかった。あのひふみん(加藤一二三・九段)は高校1年生だったが、3か月早い15歳3か月で五段になっていたのだ。
対戦は持ち時間6時間の長丁場。藤井四段は昼飯にカツカレーに生卵をのせてゲンを担いだ。中盤から攻勢に出て、13時間、午後11時5分に梶浦四段が投了した。藤井四段は順位戦9連勝で、あと1局を残してトップ通過が決まった。
「順位戦では1年間、昇級を目指して戦ってきたので、五段昇級を果たせたのはとても良かったと思ってます」と淡々と話した。「普段通りの気持ちで臨めました」と緊張もなかったらしい。
次の「朝日杯」優勝するとたった16日で六段昇級
野上慎平アナ「歴史が生まれました」
司会の羽鳥慎一「カレーに生卵入れるんだな」
宇賀なつみキャスター「若いですね」
野上「ひふみんですら9勝1敗だったんです。10勝というのはまだないので、藤井五段には記録がかかっています。次は3月15日です」
藤井五段は2月17日に「朝日杯将棋オープン戦」準決勝で、羽生善治・竜王と対戦する。もしここで勝って優勝すると、一気に六段に昇格するのだという。「もし実現すると、五段でいる時間は16日間だけ」と野上が煽った。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト