アイドルを目指す日本の若者が韓国に渡り、世界的な活躍を目指すという潮流が生まれているという。KPOPアイドルグループ「TTポーズ」で日本でもおなじみの「TWICE」や全米チャートで7位に入った「BTS(防弾少年団)」がその代表格だ。TWICEには3人の日本人が所属している。
高校2年女子「クオリティー高く、いろんな国で認められてる」
大阪のKPOP専門ダンススタジオに通う高校2年生の福井菜々子さんは日本でアイドルになりたかったが、KPOPグループの「BIGBANG」のライブを見て衝撃を受けた。それをきっかけに韓国でデビューしたいと思うようになり、TWICEのメンバー、ミナさんを輩出したスタジオでレッスンを受けるようになった。
「(KPOPは)クオリティーが高い。(世界に)出ていって、いろんな国で認められてる。そこはすごく尊敬するし、憧れてます」「(日本の芸能事務所から声をかけられても)韓国のほうに行きたい気持ちなので、もうそこはないです」(福井さん)
福井さんは昨年(2017年)、韓国の芸能事務所からスカウトされた。不安は大きかったが、正式に契約し韓国に渡った。まだ新しい事務所だが、社長は東方神起や少女時代を手がけた人物だという。デビューするまでは練習生として厳しいレッスン漬けの日々を送り、食事や体重も管理される。これまでダンスレッスンしか受けてこなかった福井さんは、人前で歌を歌うことはほとんどなかったため、ボイストレーニングでは緊張して思い通りに声が出ず、涙ぐむ場面もあった。
「集中して、ひとつひとつ学んで、自信をもって舞台に立てるように、これからもっと練習していこうと思ってます」(福井さん)
テレビで活躍できるのは半分
ただ、やはり成功への道は険しいようだ。「アイドルが100組以上いるといわれるなか、テレビで活躍できるのは上位数十組。その中に入るのは大変ですし、デビューするのも大変です」(古家さん)
武田真一キャスター「心配ですけど、がんばってほしい。本当に」