貴乃花親方はあさって2日(2018年2月)の日本相撲協会の理事選に立候補することを決め、一門の阿武松親方も出馬することが明らかになった。貴乃花一門の票は支援者も含め11票と見られている。当選ラインは9~10票なので、2人当選のためには、他の一門からの支持が必要だ。果たしてどんな結果になるのか。
きのう30日(2018年1月)夜、東京・新宿で行われた一門の食事会が終わった後、報道陣に囲まれた貴乃花親方はこれまでにない余裕のある笑顔だった。理事会について肝心なことは話さなかったが、「ファンに一言を」と聞かれると、「元気です」などと話した。
その前に会場から出た錣山(しころやま)親方も笑顔で、「同じ方向に向かおうと意見交換しました。まだ3日ありますので」と答えながら、2人出馬の見通しがついたような口ぶりだった。
阿武松親方と2人当選に秘策
司会の小倉智昭「ごきげんでしたね。でも、一門の11人だけでは絶対に2人は当選できないわけで、他から誰かの票をもらえないとダメなんですね」
相撲リポーターの横野レイコ「貴乃花親方は負ける勝負はしないと思います。いまのところ、自らの一門では阿武松親方は7票、貴乃花親方は4票と分けていると見られていますが、貴乃花親方の分は親類関係や、余っているところの票を集める可能性があります」
小倉「直前になって誰か立候補をやめれば、無投票になりますね」
貴乃花親方に長年取材している「夕刊フジ」編集委員の久保武司氏は、「過去の理事選でも、票を開けてみないと分からないということが何度もありました。票読みはまさにこれからです」
小倉「公職選挙法と関係ないので、何でもありです」
カネばらまきもポスト手形の乱発も、やりたい放題というわけだ。