リオ・オリンピック陸上1600メートルリレーで金メダルのアメリカチームのギル・ロバーツ選手(28)は、去年(2017年)3月に行われた抜きうちドーピング検査で陽性になり、4年間の資格停止処分になったが、原因はレース前の恋人とのキスだった。
ロバーツ選手はレースの3時間前、恋人のアレックス・サラザーさんと「熱いキス」を交わしていた。サラザーさんは風邪薬を飲んでいて、これに禁止薬物が含まれていたのだった。釈明が認められて、「ドーピングはなかった」という裁定が出た。
テニスでは前夜の女性からコカイン
キスでドーピング陽性には前例があった。テニスのリシャール・ガスケ選手がコカイン使用で「ドーピング違反」とされた時も、試合の前夜、ナイトクラブで知り合った女性とキスをしていたことがわかって、問題なしとされた。
司会の羽鳥慎一「こういうことでも、ドーピングは陽性になるんだなと驚きですね」
浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「びっくりしましたね。本人が気をつけないといけないのは当然として、周りも気をつけないといけない」
おとり使って仕掛けられる心配
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「キス程度で・・・といっちゃなんですけど、薬物が相手に伝わるんですね」
浜田「先のコカインのケースだと、知らない人だからおとりみたいなこともできますよね。わざとドーピングに引っかかるような薬を飲んでおいて」
羽鳥「食物アレルギーを持ってたら・・・」
玉川「そうですよ。友人が魚卵アレルギーで、回転寿司で魚卵食べてないのにアレルギーになった。(職人が)前に握った手からだった。人間て、敏感な部分はものすごく敏感なんですね」
羽鳥「トップアスリートは、本当に気をつけないと」