4年前の暴行傷害事件が発覚した大相撲・春日野部屋の春日野親方はきのう25日(2018年1月)、報道陣の取材に応じた。日本相撲協会の広報部長も務める親方だが、撮影を一切禁止したうえで、「当時の北の湖理事長に報告して謝罪し、危機管理部長や委員長にも話した」と話し、隠蔽工作はしていないことを強調した。当時の危機管理部長は貴乃花親方だ。
春日野親方が協会に報告した時期について、おとといは「1週間以内に」と答えていたが、きのうは「3か月とか半年後とかではまったくない」と話が微妙に違ってきた。保護責任については「私は送検されず、捜査は終わったと認識している」という。
満足な治療も受けさせず
被害者の元力士、矢作嵐さん(22)は「おかしすぎます。報告していたら北の湖理事長も動いているはずです」と話す。春日野親方は「相撲診療所で診察させてから整体師の施術を受けさせた」と説明したが、矢作さんが自分で大学病院で受診すると、アゴが骨折していて「すぐに入院」「全治1年半」の診断だった。
今も味覚がなく、後遺症に苦しむ。矢作さんは「親方を見そこないました。それだけですね」と怒りを隠さない。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト