トイレ掃除したブラシでコップ磨き・・・中国5つ星ホテルの清掃隠し撮り

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   1泊2万円~4万円はする中国ハルビン市の外資系五つ星の「シャングリ・ラホテル」で、トイレ掃除に使ったブラシでうがい用のコップを洗っていた。中国人記者が清掃員の就職希望を装って潜入取材し、ずさんな清掃の様子をカメラに収めた。

   女性清掃員は便器を洗ったブラシでバスタブやコップを洗い。同じ雑巾で便器、ゴミ箱、コップを拭いた。記者を就職希望者と思い込んだ女性清掃員は、こんな忠告までした。「客がいるときはこうやって洗ってはダメ。規則違反になるから。普通は浴槽とトイレのブラシは違うものを使わないといけないけど、面倒くさいからね」

   ハルビン市のドイツ系5つ星「ケンピンスキーホテル」では、客の使用済みタオルでコップや便器、バスタブを拭いた後、最後に床を拭き始めた。ベッドのシーツも「汚れていなければ交換しないわ」と澄ましたものだった。女性清掃員は「普通は部屋の清掃は1日12部屋がノルマ。12部屋を超えて清掃すれば1部屋につき12元(約200円)の手当てがつくので、一部屋にかける時間を短縮するため」と話している。

   ハルビン市当局は立入検査して行政処分を行い、ホテル側も謝罪した。

賃金安く手抜き

   モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)「ここで働いている人たちの賃金が安いのは、よく知られています。5つ星は名ばかりで、搾取されているからというのが弁明なんですけど、これはないですよねえ」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「マニュアルのある外資系ですらこうですから、他のホテルはもっと酷いことが行われている可能性が邪推できます」

   とにかく、中国のトイレの汚さは有名だ。あのトイレを掃除したタオルやブラシで・・・と考えただけでも気持ち悪くなる。

文   モンブラン
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