「ピヨンチャン五倫」でなく「ピヨンヤン五輪」の嘆きも 北朝鮮調査団に激しい抗議

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   北朝鮮のピョンチャン(平昌)冬季五輪参加を巡って韓国内で抗議行動が激しくなってきた。韓国内では「ピヨンヤン(平壌)五輪だ」という批判の声も上がっており、スポーツの祭典として成功するか懸念されている。

「なぜ韓国の国旗を掲げられず、国歌を歌えないの」

   北朝鮮が平昌冬季五輪に合わせて派遣する三池淵(サムジョン)管弦楽団の事前視察のために韓国入りしている同楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が高速鉄道で22日(2018年1月)昼前にソウル入りした。

   ところが、ソウル駅前で待ち構えていた市民団体が北朝鮮の国旗を焼くなどして抗議行動。「どうしてわが国で行われる五輪に自国の国旗を掲げられず、国歌も歌えないのか」と批判した。

   平昌冬季五輪の入場行進ではそれぞれの国旗ではなく朝鮮半島を描いた統一旗を掲げ、国歌の代わりに「アリラン」を歌うことになっている。これに対し「これではピヨンヤン(平壌)五輪」「北朝鮮派遣団の滞在費はIOCが多く負担すべきだ」など反発する声が出ている。

   スタジオでは、コメンテーターのロバート・キャンベル(国文学研究資料館長)は「スポーツの祭典が南北交渉の道具に使われているのではないかと不満が高まっている。スポーツの祭典としてどのように成功させるか、文在寅韓国大統領の支持率に直結するので注目したい」と話した。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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