実は髪を黒く染めているというMCの加藤浩次。50歳になったら染めるのをやめようかと思っているというが、必ずしもカッコいいロマンスグレーになるとは限らないのが悩みどころだ。32歳のウエンツ瑛士も白髪が多い。地毛が独特の色をしているので染められず、そのままにしているという。
人それぞれだが、白髪に悩む人は多い。「スッキリTouch」では、知っているようで知らない「白髪」についての疑問を専門家にぶつけた。マブチメディカルクリニックの馬渕知子院長が答えた。
白髪は抜いても増えないけれど......
まずは白髪のメカニズムだ。実は、できたばかりの髪は白い。毛根部分のメラノサイトでメラニン色素が作られ、髪に浸透すると黒くなる。メラノサイトでメラニン色素を作るためにはチロシナーゼという酵素が絶対必要なのだが、年をとると作る量が減り、機能も低下するため、白髪ができてしまう。
白髪に効くのはワカメなどの海藻類だ。メラニン色素を作るためのヨードが含まれているので、白髪予防に食べよう。
では、白髪は抜いたら増える? 答えは「増えない」。でも、毛根を痛め、頭皮の状態が悪くなるので、薄毛を引き起こす可能性がある。黒い毛も生えなくなるので、抜くのはやめよう。
頭皮マッサージで白髪を黒髪に戻せる
一か所に固まって白髪が生える理由は諸説あるが、有力なのは「血流」だ。血流が滞りやすい場所が白髪になるという。頭皮の血流をチェックするには両手の指の腹を頭皮にあて、前後に動かしてみよう。頭皮が動きにくい人は要注意だ。マッサージして血流を促そう。
苦労すると白髪は増えるというが、白髪にストレスは関係するのか。答えは「イエス」。強いストレスで活性酸素が大量に発生すると毛根部のメラノサイトやチロシナーゼを攻撃して髪に色がつかなくなってしまう。
ところで、白髪が黒い髪に戻ることはあるという。それには頭皮マッサージなどで血流をうながし、生活習慣を改善すること。チロシナーゼが再び働きだして黒い髪が生えてくるかも知れない。
加藤浩次「血流とワカメって、抜け毛対策と思っていたんですが、白髪も一緒なんだね」
近藤春菜「キャンベルさん、頭皮動かすのお上手でしたけど」
ロバート・キャンベル「僕はしゃべりながら耳も動かせるんですが、あまり毛に影響はないみたい。(頭を指さして)これは抜きすぎた影響ではありません!」