22日(2018年1月)、4年ぶりに大雪が東京を襲った。当初5センチと予想されていた東京23区の積雪は、23センチを観測。帰宅ラッシュの時間に重なったこともあり、都心の交通網は大混乱になった。
遅く帰った方がすんなり帰れた?
渋谷、品川、新宿などの主要駅では、ホームへの入場規制などで数十メートルにわたる長蛇の列。改札前はすし詰め状態になっていた。車やバイクが横転するなど交通事故やトラブルも相次いだ。
首都高中央環状線の山手トンネルでは、西新宿ジャンクション付近でトレーラーが立ち往生したため、きのう(22日)午後7時ころから今日(23日)午前5時半まで約7キロにわたる大渋滞が起こった。トンネルに取り残された人たちには何の情報も入らず、排気ガスが充満するトンネルの中で身動きがとれない状態。不安やトイレなどで車を放置して非常口から出てきた人が多くいた。
加藤浩次「いつもはもっと遅い時間に帰る人たちが、昨日は早めに帰路についたから人が集中したと考えられる」
ロバート・キャンベル「(早めに帰ることで)緩和されるのか、よけいに集中するのか、計算するのは難しい」
加藤「結果論ですが、4時から7時くらいまで入場規制が続いて、9時くらいに帰った人は意外にすんなり帰れたりしている」
キャンベル「それは勇気がいる。(電車が)止まっちゃったらどうしようもないから」
雪道が危ないのは明日と明後日
雪で転ぶなどしてけがをした人は東京都で67人、神奈川県で53人、埼玉県で40人が報告されている。
さらに気を付けなければいけないのは明日(24日)、明後日(25日)だ。実は、雪によるケガで救急搬送されるのは当日よりも翌日や翌々日の方が多い。2013年1月に8センチの積雪があった当日は救急搬送された人は68人だったが、翌日には223人、その次の日は77人になった。
気温は明日からはまた氷点下。路面の凍結による転倒などに注意が必要だ。凍った雪の上を歩くにはコツがある。重心を少し前におき、前かがみで歩幅を小さく、かかとからではなく足裏全体で地面を踏むと安定するという。
加藤「一番こわいのは後ろに倒れて後頭部を打つこと。前なら手がある」
水卜麻美「リュックなどをしょって手を開けておくのが大事ですね」