エジプト出身の十両大砂嵐(25)が今月3日(2018年1月)、長野県で車を運転、追突事故を起こしていたことがわかった。相撲協会は力士の運転を禁じているが、大砂嵐は無免許の上、事故の後、同乗の妻が運転していたと主張。協会にも報告していなかった。
大砂嵐は昨日、相撲協会の聴取を終えた後、大嶽親方とともに囲み取材に応じた。大嶽親方は、「この大変な時に、また場所中にしでかしたことに、お詫び申し上げます」と頭を下げたが、大砂嵐は下を向いたまま終始無言で、記者の質問にも一切答えなかった。今日から初場所を休場する。
警察の話によると、大砂嵐は3日、長野県志賀高原に妻とスキーに出かけた帰りに、追突事故を起こした。当初大砂嵐は警察に対して、「妻が運転していた」と説明していたが、その後、防犯カメラに大砂嵐が運転している姿が確認された。
エジプト人の妻が事故直後の写真をフェイスブックに
大砂嵐は国際免許を持っていたが、有効期限切れになっており、法的には無免許運転となる。警察は、道交法違反の疑いで書類送検するという。大砂嵐の弁護士によると、本人は「妻が運転していた。事故が起き、妊娠中の妻をかばおうと運転席に移った」と言っているという。
その妻(エジプト人)は、事故直後の車の写真をフェイスブックに載せていた。フロント部分が大きく凹んでいる。これはまた、どういう意図なのかわからない。
羽鳥慎一「警察の説明と食い違っているようですね」
警察は、防犯カメラに映っている映像を見せたら、大砂嵐は運転していたことを認めたという。が、協会には、「妻が運転していた」と言っている。また、免許についても、警察は、「国際免許は期限切れ。妻も免許を持っていない」としているが、大砂嵐は「そもそも国際免許を持っていない」と言っているという。ん?
相撲協会は1985年、幕内力士の水戸泉らが立て続けに事故を起こしたため、力士の運転を全面禁止とした。しかし、その後も数件、事故が起きている。日刊スポーツによると、八角理事長は、「本人とニュースが違っているから、ちゃんと調べないといけない。大砂嵐にはちゃんと言ってくれと言った」といっている。
石原良純「内規で禁止になっているから、言えなかったのか。また、言葉の問題もあるかもしれないが、どっちにしろ全部アウト。席を替わってもいけないし、無免許は無免許」
羽鳥「時期が時期で、協会に報告もしていない」
玉川徹「フェイスブックになぜ載せたんだろ?」
石原「大したことじゃないと思ったのか。感覚の差か」
住田裕子「無免許運転は懲役3年以下と重いが、奥さんを身代わりにしている可能性がある。一般刑法犯の犯人隠避罪の教唆、そそのかしにあたり、奥さんまで懲役3年以下という重い罪に問われることになる」
石原「ちょうど志賀高原にいたんですけど、雪が降って積雪が出てきた時期だった。エジプト出身の人だから、まあ不慣れでしょうね」