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本田圭佑ほどほどにしたほうがいい金融投資のめり込み―今度は仮想通貨だって

   週刊新潮が「盤石の老後を生むお金五訓」という巻頭特集をやっている。正直、こういう特集は週刊現代や週刊ポストのほうが慣れているし綿密である。こんなのは他誌に任せて、週刊新潮らしい読ませる特集をやったほうがいい。

   週刊新潮の読者はあら還(還暦)が多いのだろうから、いまさら、65歳の時点で夫婦2人で最低2000万円、ゆとりが欲しければ3000万円必要だといわれても、ない袖は振れぬということではないか。ましてや、慣れない株に投資するなど、いまさらできはしない。

   私も、立川談志のいうように「人生成り行き」で生きてきたから、これからもそうやって生きていくしかない。人生で一番大事なのは、カネにこだわらず、カネにとらわれず生きることではないのか、なんちゃってね。カネもいらなきゃ名誉もいらぬ、わたしゃも少し愛がほしい。お粗末!

   本田圭佑を日本代表に入れなかったハリルホジッチ監督への風当たりが強いようだ。だが、チームは監督のものだ。それが嫌なら監督を替えるしかない。そんなことよりも、本田本人は経営のほうが面白くて仕方ないようだと、週刊ポストが報じている。

   昨年末(2017年)、都内某所のパーティ場で、本田は数十人の参加者にこういっていたという。「昼から孫正義さんとお話をさせていただいてですね。その後、資生堂さんの代表の方とお話をさせていただいて......」

   その日のテーマは、「次世代の日本を世界に作っていく投資」についてだったという。本田は小学校生を対象にしたサッカースクールを全国に作ったり、オーストリアの3部チームのオーナーになったりと、その経営手腕は評価されているそうだ。

   週刊ポストによれば、つぎは仮想通貨ビジネスに参画するといわれているそうである。それも彼が親しいカンボジア政府の後押しを受けてだそうだ。まだどうなるかはわからないが、あまり手を広げると、選手時代に築いた蓄財がなくなってしまうということになりかねない。私にはわからないが、ビットコインビジネスというのはもはや飽和状態ではないのか。先日株価が大暴落した。

   中田英寿のように、地に着いた仕事をした方がいいと思うのだが。そういえば、少し前に本田が作り出したオーデコロンだかを買ったことがあった。なかなかセンスはよかった。いいものを持っている人間だとは思うが、才に溺れなければいいのだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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