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阿部祐二それでもリポーターか!ミス・ユニバースの娘に「取材に応じるな」

   フライデーで大々的にやっている「阿部桃子が26歳年上の社長と熱愛中」という記事だが、私には、阿部桃子なる女性がピンとこないのである。お前はジジイだからという批判は甘んじて受けるが、フライデーによれば、2017年度のミス・ユニバース日本代表として世界大会に出場。和服や忍者姿を基調にした衣装で「ナショナルコスチューム部門」最優秀賞を獲得した気鋭の新人だそうだ。そして、日本テレビ系朝のワイドショー「スッキリ」などの人気番組に出演し、「事件です!」の決め台詞で有名なテレビリポーター・阿部祐二(59)を父に持つ二世タレントだという。さて困った。阿部祐二なるレポーターも知らないのだから、どうしようもない。

   最初のページには安倍晋三首相と父親に挟まれて少し歪んだように笑っている桃子(23)の写真がある。背は高いようだ。タレント大好きの安倍だから、ICAN事務局長には逃げ回って会わないが、ミスユニバースはいいよとニヤニヤして時間をあけたのだろう。

   デジタルフライデーを引用してみる。<桃子を夢中にさせているお相手は、彼女の地元でもある千葉県内に会社を構える不動産販売会社社長のK氏。なんと26歳上の49歳。K氏はその一方で芸能関係の会社も運営し、「ミス・ユニバース」の千葉県大会事務局で要職を兼ねるヤリ手の経営者だ。

   「彼女とKは『ミス・ユニバース』千葉予選の前から共通の知人を介して知り合い、徐々に距離を縮めていきました。Kは桃子さんが日本代表に選ばれ昨年11月に世界大会に出場した時も、付きっきりでサポートしていた。いまや、彼女はKにベッタリですよ」(知人男性)

   その証言通り、桃子とK氏はどこに行くにも常に一緒。クリスマスを含め、年末年始にかけて、本誌は複数日にわたり行動を共にする二人の姿を見てきた>

   何のことはない、パトロンと支援している女性が懇ろになったというだけの話である。そういう娘に対して、父親は何というのか。フライデーが2人を直撃している間に、桃子は父親に電話をしたという。そこで父親のレポーター阿部祐二は何と「取材に応じる必要はない」とアドバイスしたというのである。

   この父親、レポーター失格だと思う。

   そのうえ、2人のことを問われて父親は恋愛関係を一応否定し、「ただ、どういう関係であれ、私は彼のことを認めていますから」と答えた。では、娘のことは認めていないのかと問いたくなるが、フライデーはそこのところを聞いていない。ま、他人の娘だから、どうでもいいがね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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