横綱稀勢の里がきょう19日(2018年1月)の初場所6日目から休場することになった。黒星先行ながらも「やると決めたからには最後までやり抜く」と覚悟を語っていたが、親方や周囲が「これ以上は無理」と判断したのだろうか。たしかに、横綱が5日目で4敗というのは1953年の千代の山以来だという。
稀勢の里はきのう、平幕の嘉風に土俵下の押し倒されしばらく動けなかった。場内は番狂わせに乱れ飛ぶ座布団投げもほとんどなく、シンと静まり返った。
司会の小倉智昭「なんとか頑張ってという人もいたろうが、今後は進退を考えなくてはいけなってくるのかな」
この週末に進退去就
それにしても、稀勢の里はもろい負け方が続いた。「横綱になってから稀勢の里らしい相撲を見ていない」(小倉)、「最後の優勝は大阪だったから、とくに東京のファンはねえ」(相撲記者クラブ会友の大見信昭氏)、「無理して出場したけがが、ここまで影響するとは。上半身と下半身がバラバラだ」(漫画家のやくみつる)
この週末に引退か、もう1回がんばるのか、結論を出さなければならない。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト