大相撲初場所3日目のきのう16日(2018年1月)、横綱白鵬が黒星を喫した。「張り手」「かち上げ」がないと勝手が違うのか、立ち会いから白鵬らしくなかった。
きのうの相手は前頭筆頭の北勝富士、若手の期待の一人だ。横綱は北勝富士の左上手を狙ったと思われるが、指1本触れられず、わずか4秒であっさりと押し出された。本人は「相手の方がよかった。言葉がない。完敗」と素直に認めたが、本心からだったのか。
昨年(2017年)11月の九州場所で優勝したが、元横綱日馬富士の傷害事件に関連して給与削減の処分を受け、「張り手」「かち上げ」は「横綱らしくない」「見たくない」と横綱審議委員会の北村正任委員長から非難された。本人も「注意する。直す」といっていたが、初日には館内から「かち上げはダメだ」「張り手もダメだ」と声が飛んだ。こうしたことが、これまでの取組に影響がないとはいかないだろう。
国技館は大歓声
司会の小倉智昭「初日に阿武咲に土俵際で勝ちには勝ったのですが、あれをみて今場所はどうかなと思ったのですが、きのうは完敗でした」
山中章子アナ「きのう初めてナマで観戦しましたが、北勝富士が勝った時、もの凄い歓声が上がりました」
梅津弥英子キャスター「私も山中さんと一緒に行ったのですが、ファンの皆さん、白鵬にはとっても厳しかったですね」
小倉「張り手もかち上げもルール上はいいんですが、横綱は横綱らしい相撲を取らなければといわれています。人によってはいろいろな考え方があるようです」
デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「でも、相撲の注目度は上がりましたね」
白鵬、果してこのまま「張り手」「かち上げ」を封印できるのかどうか、注目だ。