厳冬期の風物詩、樹氷。八甲田や蔵王などの特殊な気象条件が作り出す「風雪の芸術」だが、こともあろうに、青森・八甲田の真ん中で、スプレーで落書きをしたやつがいた。それも「誕生日おめでとう」だと。♪バカは死ななきゃ~なおらない~
おととい14日(2018年1月)昼頃、八甲田ロープウエーの運営会社に、「中国人観光客が樹氷に落書きしている」と通報があった。カップルが、樹氷と落書きをバックに記念撮影をしていたという。場所は一番人気の記念撮影スポット。
建物に書けば器物損壊だが、樹氷は自然物だから...
駆けつけると、大きめの樹氷何本かとその周辺に、ショッキングピンクのスプレーで大書されていた。中国語で「誕生日おめでとう」。英語で「BIRTHAY」(注:Dが抜けている)など。他にもアルファベットがあったが、名前か何からしい。
同じ場所を、以前に撮った写真と比べると、無残としか言いようがない。真っ白な銀世界の中、まるで写真にイタズラ書きをしたように見える。
ロープウエーの社長は、「幻想的、神秘的な雰囲気が丸つぶれで残念。しかも内容が、誕生日おめでとうとは呆れた。他の観光客がかわいそうだ」と怒り心頭だ。同社は国土交通省と青森県に相談したが、「取り締まる条例がない」と言われたという。
羽鳥慎一「落書きをする、なんて考えていなかったということですね」
青木理「建物なんかに書けば器物損壊になるが、これ自然物ですからね。県が景観条例でも作れば規制できるだろうが、こんなこと想定していない」
羽鳥「書き込みから、中国人だろうとはわかるが......条例は作れる?」
菅野朋子(弁護士)「落書きに対する条例があるところもある。でも、建造物、公共物、看板とかが対象で、樹氷は自然物だし......」
羽鳥「溶けちゃうし」
菅野「どうやって作ればいいのか、景観かな。工夫次第でなんとかなるか」
玉川徹「バースデーのスペルも書けないようなバカ。バカ禁止条例作れないか」(笑)
羽鳥「気持ちはわかります」
スプレーなんて、普通に使うものじゃない。わざわざそのために持ってきたのか。その発想にも呆れる。まあ、中国で報じられたら、どんなことが起こるか。続々とスプレー持ってくる者がいたりして!?