「学力テストの成績が悪い」と夏休みを減らす東松島市 被災地の市民は賛否両論だが...

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   宮城県東松島市が、来年度(2018年4月~)から小中学校の夏休みを減らすことを決めた。同市の学力テスト結果が低いために、授業時間を増やすというのだが、住民からは賛否。「モーニングショー」のスタジオでは「反対」の声があがった。

   東松島市は、昨年(2017年)の夏休みは7月21日~8月25日までの36日間だったが、今年の夏休みは8月21日までと、4日短くすることを決めた。休みは32日間となり、これによる授業時間の増加は最大で24コマとなるという。対象は小学校8校、中学校3校と幼稚園1園。

親は震災後の生活に一生懸命で、子供に手をかけられなかった?

   決定の理由が、同市の小中学校の全国学力テストの得点が低いこと。文部科学省が2007年から始めたテストで、対象は小6と中3だが、東松島市では、全科目で全国平均と県平均を下回っており、とくに中学3年の数学では、全国平均の64.6点に対して53点と、11.6点も低かった。

   同市教委は、「東日本大震災以降十分な学習環境がない。生徒たちの学力向上のために授業時間を確保する」とコメントしている。

   市民からは「教育レベルが低いといわれるのは恥ずかしい」「親は震災後の生活に一生懸命で子供に手をかけられない」と賛成の声がある一方で、「夏休みを減らして、学力のプラスになるのか」「夏休みは家族が触れ合える時間だ。それを減らすのはどうかと思う」と反対の声も出ている。

   羽鳥慎一「被災地であるというのがポイントで、学校へ行けるのが嬉しいという声もある」

   青木理「学力テストの結果が、被災だからなのだろうか。そもそも学力テストにも問題がある。成績を上げるために、学校がいろいろやっている面がある。成績が悪い原因がどこにあるのか、調べたほうがいい」

   菅野朋子「学力テストの結果と夏休みとの因果関係はどうなのか。いちがいに賛否が言えない。そもそも夏休みとは何かというのもある」

   羽鳥「(減るのが)4日ですからね。4日で点数が上がるのかな」

   玉川徹「反対です。僕は小学校が宮城県ですが、昔から夏休みは8月25日までだった。で、テレビを見ると、『夏休みもあと一週間』と言っている(笑)。不公平だなと思っていた」

   羽鳥「東京は31日までですものね」

   青木「僕も長野だから夏休みは短かった。でも、田植え休みとかがあって、トータルでは一緒だった」

   羽鳥「(授業が)5時間のところを6時間にして、夏休みはあったほうがいい」

   玉川「絶対そのほうがいい」

   羽鳥「でも、働いている親は、学校へ行ってもらったほうがいいかも」

   玉川「でも、いまだに覚えているんですよ」

   羽鳥「それは、玉川さんの個性で......」

   玉川「はいはい」(笑)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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