「これは訓練ではない。すぐに避難を」 ハワイで弾道ミサイルの誤警報

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   アメリカ・ハワイ州で13日朝(日本時間2018年1月14日午前3時)、突如「弾道ミサイルが発射された」との警報が出された。38分後に誤報だったことが分かったが、北朝鮮のミサイル問題がくすぶる中で一時騒然となった。

   警報は「弾道ミサイルがハワイへ向けて迫っている。これは訓練ではない。すぐに避難を」という文言で、テレビやラジオで流されたほか、個人のスマホなどへも送られた。

何度も日本海にミサイルを打ち込まれている日本は大丈夫?

   土曜日の朝だったが、この警報で道路は大渋滞し、学校では子どもを屋内に避難させるなど混乱が広がった。

   会見したデービット・イゲ州知事は、「危機管理担当の職員が業務シフトの交替の時に、警報システムがちゃんと作動するか確認している際に間違って送信システムを押してしまった。人為的ミスだった」と釈明、再発防止を誓った。

   しかしコメンテーターの手嶋龍一氏(国際ジャーナリスト)は「ハワイで起きたことは大変重要だ」と次のように指摘する。

   「朝鮮半島に有事が起きた場合に、総指揮を執るのはワシントンではなく、ハワイの米太平洋軍司令部で、緊張の中で警戒していた。警報システムについても普段から訓練をしており、そこでミスが起きたということ。それにしても警報が訂正されたのが38分後とはちょっと遅すぎる。それを含めて改善が必要ですよね」

   さて、北朝鮮から再三にわたり弾道ミサイルを日本海に打ち込まれている日本の警報システムは万全か、心配になってくる。

モンブラン

文   モンブラン
姉妹サイト