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滋賀県「長寿日本一」高タンパク、乳酸菌たっぷりの鮒ずしがイイらしい

   最後に週刊文春と週刊新潮の健康記事から。週刊文春は老けないために食べるべき「最強魚」は、クロマグロ、サンマ、ブリだという。マグロやブリの血合やカマは認知症も防ぐという。それも生で食べるのが一番いいという。開き干しはいけないそうだ。ましてや、天日干しは紫外線にさらされ酸化しているから、その何割かが体に入り酸化するというのだ。

   でも、マグロは高いし、サンマは不漁。ブリは今が最盛期だが、この間、デパートの鮮魚売り場を覗いたが、いいものは高い。安くて私の好きなイワシ(マイワシだが)は9位だが、これで我慢しておこう。

   鮒ずしは私の大好物だが、これは琵琶湖の名物。その滋賀県が、週刊新潮によると、5年ぶりに発表した厚生労働省の都道府県別平均寿命で、男性が1990年からトップだった長野県を抜き、1位に躍り出たそうだ。女性は4位だが、トップの長野とは僅差。やはり、鮒ずしはいいようだ。

   「高齢者が弱ってしまうのは多くの場合、タンパク質が不足しているため。鮒ずしは乳酸菌や善玉菌が多いうえ、年をとると不足しがちなタンパク質も賄える健康食品なんです」(東京医科歯科大・藤田紘一郎名誉教授)

   アユやモロコなど琵琶湖の恵みがあり、野菜をよく食べ、喫煙率が低く、塩分控えめで、健康に対する意識も高い。これで長生きしなければ、というほど、滋賀県の人たちは元気なようだ。何しろ400人の集落に100歳が2人、90歳以上が10人超いるという。

   さっそく、鮒ずしを宅急便で頼もうと思ったが、う~ん、高い。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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