トヨタも渋る「安倍官製賃上げ3%」アベノミクスに財界の不満爆発寸前
安倍首相のベストスコアは79だそうだ。年末もゴルフに興じていたらしいが、今年の秋には総裁選を控え、安倍の望み通りの「無風」ではないようだ。石破茂が出馬するのは確実だろうが、第三の候補が出てくるかもしれない。それに財界などもからも経済政策への不満が飛び出し、今年は厳しい政権運営が予想される。
週刊ポストによれば、トヨタの豊田章男社長も安倍が要求した「賃上げ3%」には首を横に振るようだ。自動車業界は100年に1度の大変革の時代に入ったと豊田社長はいっていて、電気自動車や自動運転など次世代の技術に大規模な投資を行うと発表している。
こうしたことに投資するため、安倍のいうがままに賃上げすれば、人件費が足を引っ張ってしまう。春闘相場のカギを握るトヨタが3%賃上げはしないといえば、その影響は大きい。安倍は固唾をのんで見守っていることだろう。
お次は競馬の話題。年末の有馬記念を制し、キタサンブラックは引退して種牡馬になった。週刊ポストによれば、種牡馬の初年度の種付け料は1回50万円から200万円が相場だというが、キタサンは700万円以上といわれているそうだ。ちなみに、ディープインパクトの初年度は1000万円で、現在は3000万円だそうだ。種牡馬として、その子供が走れば種付け料も上がるが、キタサンはさほどの血統馬ではないから、私は懐疑的である。
キタサンと組んで、48歳ながら復活をアピールした武豊だが、前人未到のJRA4000勝にあと50数勝で到達する。そうなると「公営ギャンブル界初の国民栄誉賞」との声が日増しに高まっているというのである。
だが、それを阻むのが武の「女癖」だという。しかし、4000勝はとてつもない大記録である。サッカーや柔道にあげたのだから、武豊にも与えるべきだと、私も思う。